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「レ・ミゼラブル」を見ました。

実は見たのは12月の公開すぐだったのですが…

「レ・ミゼラブル」は、原作は子供向けのはしょったものしか読んでいませんが、滝田栄さん主演のミュージカルを母と見に行ったことがあります。
ジャベール警部は村井国夫さんでした。
私は、鹿賀丈史さんの回のを見たいなぁ~なんて密かに思っていたのですが、スポンサー(母)の意向に否やを言えるわけもなく…
でも、ジャン・バルジャンは力持ちの大男という設定なので(確か私の読んだものではそうだった…?)滝田さんの方が見た目は合ってるのか、なんて生意気にも思ったりもしましたね。

さて、この映画ですとヒュー・ジャックマンが演じてるわけなのですが、なんとなくジャン・バルジャンにしては二枚目過ぎる気がしましたけれども、まぁ、よしです。
なんだか終盤はコゼットとマリウスと三角関係っぽく見える、格好良すぎる「爺さん」(byエポニーヌ)でしたけれども、それもよしでした。

ミュージカル映画と言ってもいろいろですが、この映画は完全に台詞が全て歌でした。
ラッセル・クロウの歌唱力が若干低い、と一部で言われているようですが、私はよく分かりませんでしたので、気になりませんでした。
あくまでこれは「映画」なので、映画的な芝居が出来、かつ歌えなけれはいけないということで、単純にミュージカル専門の俳優さんを連れてくるわけにはいかないんでしょうね。

2時間半の長い映画でしたが、長さをちっとも感じさせない良い映画でした。
全編台詞が歌なのも、そんなに気になりませんでした。
個人的には、2回ドン底からのし上ったジャン・バルジャンの、そののし上る過程が気になったのですが…
分かってます、そういうお話じゃないですよね。分かってますよ。
舞台と違うのは、やっぱり背景というか、場面・場所に広がりがあるというところでしょうか。
ジャン・バルジャンの繋がれていた刑務所、ジャン・バルジャンが彷徨う山の尾根、そしてクライマックスのパリの街並、それぞれ舞台では出せない壮大な背景でした。
映画版の「オペラ座の怪人」でもそれは感じたのですが、登場人物に具体的な動きが出て良いですね。

全編完全に「歌」な映画なのですが、元のミュージカルの方を先に(かなり前とはいえ)見ていますので、そこはすんなり受け入れられました。
ただ、場面場面の盛り上がりのピークが、見ている私のタイミングと若干ズレる、というか、なんというか。
盛り上がってきた所でいきなり「歌」ではなくて、盛り上がってくると「ソロ」になるミュージカル映画でしたので、そのソロパートが終わってから更にその場面は続く…
なんか、ぐわ~っと盛り上がってから動きたくないのに2,3歩ほど歩かされる様な違和感があった場面がちょっとありました。
私の中では、そこが残念でした。

舞台と違って、宿屋の娘のエポニーヌが非常に美味しい役になっていて面白かったです。(いや、舞台でも十分美味しい役なんですけれども)
舞台では、隅っこのほうで小さいときに結構コゼットに意地悪している場面があったりしたのですが、舞台と違って、映画ではカメラが撮っている範囲以外で起こっていることはこちらには分かりません。
映画では、小さいエポニーヌが無邪気に両親の悪事を手伝っている場面しかなかったので、成長してからのエポニーヌのけなげさだけが余計に際立っていました。
宿屋の両親・テナルディエ夫妻ですが、本当にイメージ通りでした。
が、舞台のイメージ通り過ぎて映画では若干浮いていたように思いました。
舞台では二人のコミカルさ(というにはやっていることは洒落にならないんですけど)と、ジャン・バルジャンのシリアスさとのギャップがいいスパイスになっていたのですが、映画となるとそのまんまで来られると、ギャップが大きすぎて不自然さを感じてしまいました。
不幸な時代の中でも生き抜いていく強かさ、逞しさを表現している二人なのですが、良い意味でも悪い意味でも良い演技過ぎて…
ヘレナ・ボナム・カーターのドギツイ役も、ちょっと食傷気味かもしれません。いつも良い演技すぎて…

ラストシーン。
ジャン・バルジャンと革命の仲間たちが一緒に「民衆の歌」を歌うのですが、映画館で見たときは「革命とジャン・バルジャン」の繋がりがいまひとつピンとこなくてモヤッとした感じを抱えてしまいました。
ジャン・バルジャンも悪い政治の(と言ったらいいのか分かりませんが)被害者で、パン一個盗んだために監獄に繋がれた人なんですよね。
社会がもう少しまともであれば、彼の人生は狂わなかったわけで、そう考えると、その社会を正そうとした学生たちと「民衆の歌」を歌うラストにも納得がいきました。

その学生の一斉蜂起の失敗の翌日、黙々とその後片付けをしているパリの民衆たちの姿が印象的でした。
何があっても、朝日が昇れば人は生きていかねばならないのですよね。



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