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「るろうに剣心」を見ました。

コミックスの実写版映画は、見ようか迷うのですが、CMで見たアクションシーンの剣心の着物の袖のなびき方が、原作に近かったので、見に行ってみました。
結局、そのシーンでは袖のなびき方なんて「速すぎて見えなかったわ」って感じでしたが、全体的になかなか良い出来だったと思います。

「るろうに剣心」の映画、というより、娯楽活劇の時代劇を見た感が大きいかな。
「たそがれ清兵衛」以来、なんか地に足がついた感じの時代劇映画が流行りなのか、こういうヒーロー物めいた娯楽時代劇は最近なくなっていましたから。

ストーリーも原作通りではありませんが、剣心の過去も見せつつ、上手く主要キャラクターを出して纏められていたのではないでしょうか。
敵方の描写は「この人何か抱えてそう?」程度で残念ではありましたが、時間の関係もありますからね。
仕方がないかな。

ツッコミ所はありそうでしたが、単純に娯楽映画としては上出来なのではないでしょうか。
原作コミックスを手放したのが10年くらい前なので、正直にいうと、細かい設定なんかはすっかり忘れ去って見ていました。
そのせいかもしれませんが、約2時間半楽しめました。

ビジュアル面でも、斎藤一役の江口洋介がちょっと「まとも」過ぎる空気を出している以外は特に気になりませんでした。
心配していた蒼井優の高荷恵も、頑張ってました。
でも、一番「原作通り」で驚いたのは、斎藤洋介さんの署長さんかな?
見た瞬間に、「あ!原作にいた!よく出てきていた署長さんだ!」と思い出したくらいでした。


やっぱり、アクションが印象に残る映画でした。

印象的だったのは、左之助の斬馬刀が、原作に比べて人が持つのに常識的なサイズになっていたことでしょうか。
あれ以上大きいと振り回せないですよね~、みたいな感じで。
クライマックスのバトルシーンでは、結構あっさり目に捨てちゃったりしてね。
まぁ、屋内の闘いではあの武器の大きさはマイナスにしかなりませんけど。
斬馬刀を捨ててからの左之助のバトルシーンがやや冗長に感じたのは、延々殴り合いだったからでしょうか。
まだ左之助も「二重の極」を会得したりとか、そういう段階ではないですからね。
蹴り技のある相手だったら、もうちょっと変化があったのかもしれませんけど、お互い基本的に拳勝負だったので。
敵役を演じていたのが須藤元気ですし、もっと攻撃にバリエーションがあっても大丈夫だったんじゃないかなぁ、なんて思いました。
まぁ、左之助が打たれ強いのはよく表現されていましたよ。

斎藤といえば「牙突」なんですが、出て…きたけどね。
え?そこ?って。
江口さんって、非常に「まとも」な空気感を持った俳優さんだと思うのですが、今回、斎藤役としてはマイナスに作用したんじゃないかな、なんて思いました。
警察官で、信念を持ったキャラクターではあるけれど、斎藤って「信念」のためなら何をするか分からない、油断できない、と感じさせる面があると思うのですが、その辺りが江口さんは「まとも」すぎて、凄みはあってもなんか違う感じがしました。

武井咲の薫は…剣術小町的な感じはなかったですが、まぁ、いいか。可愛いから、的な。
薫の印象がそんな感じだからというのもあって、「るろうに剣心」の中に含まれている、ヒーローの出てくる娯楽時代劇のフォーマットが、原作以上に浮き彫りになっていたように思いました。
困っているお嬢さんがいて、そこにふらっと曰くつきの主人公が出くわして助けてくれる、という、水戸黄門にも通じる黄金パターンとも言いましょうか。
ただ、あのラストに繋げるには剣心との絆というか、この映画では二人の係わり方が浅いので、ちょっと不自然ですよね。

蒼井優の恵は頑張っていました。
ええ、頑張っていましたよ。
でも、「守ってあげなきゃ」な感じがもれてきていて、ちょっと残念。
恵は「守ってあげなきゃ」じゃなくて、「放っておけない」が正解な気がします。

香川照之は通常運転。
思わず、歌舞伎の稽古は大丈夫なの?なんてあさってな心配をしてしまいますが、安心・安定のいやらしさ。
ただ、キャラクター描写がちょっと浅いですよね。
香川さんのポテンシャルだけで、武田観柳のいやらしさとかが表現されていた気がしました。
観柳に従っている、綾野剛演じる外印のコスチュームが「ここは、世紀末」な感じだったり、その手下が無国籍なアジアンテイストだったりと、原作よりも全体的にリアリティがある世界観で描いてきている映画なので、ちょっと浮いている気がしました。
外印も、描写が少なくて残念になっていたキャラクターでしたよね。
なんか、変に仲間を大事にする場面があったりして、ちょっとアンバランスな印象をうけました。
「時代の変化」に迎合できない、上手く付いていけない人々、というのは、「るろ剣」の大事な要素ではあるんですが、それを描くには、この映画だけでは足りない気がします。
イケイケの観柳と対比的に描きたかったんでしょうけどね。

さて、剣心。
アクションは本当に感心しました。
マンガのような、見事な「斜め走り」に感激ですよ。
剣さばきについては、剣術・剣道的にどうなのかは分かりませんが、「飛天御剣流」の速さは表現出来ていたように思いました。
特に、冒頭の剣心のアクションシーンは、剣で斬りながら膝蹴りをしていたりして面白かったです。
飛天御剣流の技が「双龍閃」だけしか出てこなかったのは残念ですが、あんまり連発されると敵の方が強い感じになって、価値が下がりますものね。
でも、何気に龍槌閃は何回かやってましたよね。(技名は言っていなかったけど)
剣心のお芝居としては、「抜刀斎」の時の安定感に比べて「剣心」の時はなんとなく不安定な気がしました。
計算なんでしょうか?
剣心に関してはちゃんと過去の描写もあって、良かったのですが、冒頭の幕末の戦争が終わった場面の剣心の呟きが聞こえにくくて残念でした。
だいたい想像がつくとはいえ、あれはちゃんと聞こえていた方が良かった気がするのですけどね。


ところで、刀衛が拾った剣心が地面に突き立てた刀って、途中で政府軍の兵士から奪ったものじゃなかったですか?
違ったかなぁ~なんかそんなアクションが入っていたような気がしたんですけど。


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テーマ : るろうに剣心
ジャンル : 映画

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見て来ました!

どうも、これ観た後に太秦に行って新撰組のコスプレしてきた音虎です(笑)
タイムリーで凄くテンション上がってしまいました(苦笑)

アクションはかなり満足でしたね。剣心とか特に頑張ってるなーと。牙突は…どうかと思いますが…;
あとおっしゃる通り、江口洋介の「まともな人」感が合ってませんでしたね。やっぱりやさぐれ感が無いとなぁ…。
恵はこの際目をつむりますw

刃衛の抜いた刀は確かに奪った刀だと思います。執念深い刃衛が使い捨てられた刀を大事に使ってるのって…微妙なような…?

Re: 見て来ました!

恵も頑張っていたと思うんですけど、突っ張ってる方向が若干違うように思いましたね。

やっぱり、刃衛の刀は剣心が元から持っていたものではないですか。
う~ん。
じゃあ、刀を握った瞬間に刃衛が聞いた声は、戦乱の時代の無念の声ということになるのかな?
剣心に向けられた怨嗟の声じゃないってことになりますよね。
「不器用ゆえに新時代に上手く適応できなかった人たち」を描くには、ちょっと足りない映画でしたけど。
まぁ、執念深いからこそ時代の声が染み込んだ刀をしつこく使っていた、ということでしょうか。
まめに手入れをしている刃衛を想像すると、ちょっと面白いですね。

新撰組いいですね。
剣心においては敵役ですけど。
江口・斎藤はやっぱり、狂犬的な感じがないんですよね。
信念の人なんだけど、「剣心」の斎藤とはベクトルが違う気がします。
悪くはないんですけど…
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