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「スノーホワイト」を見ました。

戦う白雪姫。
どうやらこれが流行らしく、ジュリア・ロバーツが鏡の女王を演じるコメディタッチの白雪姫映画がもう一本公開されるらしいです。
この映画の女王は、シャーリーズ・セロン。
そしてこちらはシリアスです。

「戦う白雪姫が剣を取って、悪い女王様を倒す」というコンセプトから、人物設定やお話を作っていったんだろうなぁ…と、いうのが見て取れる映画でした。
絵的にはとても綺麗なのですが、ストーリーは「戦う白雪姫が剣を取って悪い女王様を倒す。」以上のものはなかったなぁ、と。
だからといって、耐えられないほど退屈というわけでもなく、見ている間は楽しめました。

とりあえず、シャーリーズ・セロン女王様の存在感と、気合いの入った演技が一番印象に残りました。
白雪姫も女王様も、結構這いずり回ってのたうっていた場面が多かった気が…

昔々あるところに、赤ちゃんの誕生を待ち望むお妃様がおりました。
お妃様は祈りました。
「黒檀の髪で、雪のように白く、血のように赤い唇をしたキレイな女の子を授かりますように。」
そうして生まれたのが白雪姫でした。
白雪姫は、黒檀のように黒い髪の、雪のように白い肌をした、血のように赤い唇の、キレイな女の子でした。
そして優しい女の子でした。
その優しさを大切にしてね、と言っていたお妃様は、やがて病に倒れ、亡くなってしまいました。
しばらくして、他国からの侵略を退けた王様は、戦場から一人の美しい捕虜を連れて帰ります。
その美しいラヴェンナに夢中になった王様は、彼女と結婚することにしました。
「仲良くしましょうね。」と白雪姫に優しく微笑みかけるラヴェンナでしたが、彼女はその美しい微笑みの下に恐ろしい顔を隠していたのでした。

グリム童話なので、基本の舞台設定はドイツのはずなんですけども、音楽はアイリッシュが入っている、と、音楽に詳しい友達が言っていました。
なるほど、ロケ地は「アイルランド」だったようです。
なんていうのか、童話をヒロイック・ファンタジーに変身させる過程で、掘り下げ方がとっ散らかっちゃったのね、と言いたくなる映画でした。

まず、肝心の主人公・白雪姫の描かれ方が薄っぺらい。
「純粋な心が命を癒す」とか「世界の希望の光」だとか、いろいろ言われる白雪姫なんですが、それを表すエピソードなんかが唐突で、なんとも取って付けた様な感じになってしまっていて、見ているこっちに「何かをもっている」感じが伝わってこないんです。
なので、白雪姫を中心に盛り上がっていく「打倒・女王」という機運に乗り切れない。
白雪姫自身も、世界の解放者というにも、父を殺された復讐者というにも、どうにも彼女の強い意志のようなものを感じられませんでした。
命を狙われたので、逃げ出して、追っ手を掛けられたから、また逃げて…の間にいろいろあるけれども、それに対して何か白雪姫の中で変化があったようには見えないし…命の危険があったから逃げたのであって、それ以上のものが感じられないままでした。
白雪姫の中の積み重ねがさっぱり感じられないので、ラストのラヴェンナとの対決シーンもイマイチこちらの心情的には盛り上がらない。
そして、私は白雪姫の最後の女王に対する捨て台詞(としか感じられなかった)を聞いて、本当にガッカリさせられました。
「アリス・イン・ワンダーランド」と同じ監督らしいのですが、あの映画でも、結局アリスの成長とかが感じられなくてがっかりしたんですが、この映画でも再びガッカリさせられました。
少女を主人公にするなら、日本の少女マンガでも読んで勉強しろよ。

と、白雪姫の薄っぺらさを際立たせているのが、奇妙に掘り下げられているラヴェンナ女王。
白雪姫が倒す敵として、それなりに倒される理由が必要、ということで、彼女の設定が掘り下げられたのでしょうけれども、断片的に伝えられるラヴェンナの過去が結構つらいもので、見ているこちらが彼女に同情してしまうんです。
あぁ、そういう悲しい過去を抱えているから、強迫観念に近い「力」と「美しさ」への執着を持ってしまったのねと、その過去や彼女の言葉の断片から想像して、ラヴェンナの悲哀をを理解できてしまう。
対する白雪姫が薄っぺらいので、なんか、なんで白雪姫はラヴェンナを救ってあげられなかったのか?と、うっかり思ってしまうんですよね。
白雪姫も幽閉されていたり、十分可哀想ではあるんですけど。

ラヴェンナを恐ろしいけれども、本当は可哀想な女王さま的に描くのなら、白雪姫は、果てしなく心清い聖者のごとき救世主様くらいの、もうこってこての正義の味方にでもしないとバランスが取れないような気がしました。
「私、お母様をお救いに参りました。」ぐらいのキレイごとを平気ではいても、可笑しく思えないくらいの白雪姫にしたら良かったんじゃないの?と思いましたよ。
まぁ、シャーリーズ・セロンの演技力の勝利かもしれないんですけどね。

そうそう。
私、シシ神さまを見ました。
何で見たとは言いませんが、ちょっと前に別のところでダイダラボッチを見たんですが、今度はちゃんとシシ神さまでした。
そしてシシ神さまったら、また横っちょから矢で射られてました。
若い女の子に弱いのか、害意に鈍いのか、神さまなのに懲りないんですね。

…ぶっちゃけ、あのシシ神さまの場面いらなくない?
なんかどこかの指輪を捨てに行く映画みたいな、崖っぷちを延々歩いていく場面とかも。
もっと、時間を割く必要のある場面があったんじゃないかいな。
女王にストーリーの鍵ぽい言葉を思わせぶりに言わせながら、全て鍵でもなんでもない(要するに生かせていない)、というガッカリ感満載なストーリーだったので、もっとテーマを絞ってからストーリーを構成していって欲しかったです。

え?王子?毒りんご?なんでしたっけ?それ。
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テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

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