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「大奥」を見ました。

原作マンガはずっと買っていますので、映画化、しかも主演が二宮くんと聞いて「こりゃ、やっちまったなぁ」なんて思っていました。
これは二宮くんが上手い、下手の問題でなく、彼は水野ではないだろう、と。

しかも、水野編は「大奥」という物語の導入編なので、設定と世界観の解説と、大奥の昏さや歪みが真っ直ぐな水野の目を通して語られるだけで、水野自身の物語は結構ありがちでもあり、この「大奥」の物語の鳥肌が立つようなダイナミズムは、まだ表されていないのです。
だから、男女逆転の世界という奇異な部分だけクローズアップされて、「美男三千人」とかBL的な関係の部分とかだけが世間で喧伝されるんじゃないのかなぁ、と。
まぁ、喧伝されてはいますけど、ね。

映画を見た感想は「面白かった」です。
いろんな面で。

まず、大奥での暮らしは映画の方が具体的に語られていて分かり易かったように思いました。
男同士のラブシーンだのはとってもお行儀よく、「NHKか!」っていうくらいで、倒れこんだらフェイドアウト。
なんとも中途半端で、見ている方がなんとなく気恥ずかしくて苦笑いでした。

二宮君の水野はなんていうか少年体型すぎて、朝帰りで家に帰っていく後ろ姿とか、袴姿が「坊や」すぎて笑ってしまいました。
朝帰りなのに、まったく艶っぽくないっていうか…「母上~今日の夕餉は何でございましょう~」って帰っていく坊ちゃんみたいでした。

そうそう、この映画でみて初めて「赤面疱瘡」を「あかずらほうそう」だと理解しました。
ずっと「せきめんぼうそう」と読んでいたので、「おぅ!」と。


男女逆転の世界という、非現実的なお話を不自然でなく成立させるためにリアリティにこだわった、との監督の言葉通り、江戸の街の庶民の暮らしの様子や、大奥での暮らしなんかは、原作よりもより具体的になっていて分かりやすかったです。
風景はいつもの時代劇だけれども、働いているのは女性っていうのが実際に目で見ることができたので。
大奥も、具体的にここが廊下で繋がっていて…とか、お目見え以下たちの大部屋の暮らしとか。
普通に女ばかりの大奥を描いたものよりも、細かく描いていたんではないかなぁ、と。
普通の「大奥」だと、見初められてからのお話になって、お目見え以下での暮らしや仕事は描かれませんからね。

ただ、切腹って腹を切っただけではなかなか死ねないんだよ、とか、大河ドラマでもその辺はスルーしてることも多いのに、そこまでこだわらなくっても…!
大奥での悲しさというか、閉塞感を描いてはいたと思うんですが、そこはどうよ、と。
あと、銀布団とか金布団とかその辺は、こだわる所がちがいませんか?と言いたくなりました。

こだわるといえば、もうちょっと音楽にはこだわって欲しかったかなぁ。
なんか良い場面になると、CMでも流れてくるメインテーマが流れるんですが、それはもうちょっと「ここ」って所に使ったらどうかしら?
なんか、ここにもあそこにも、と使われると…良い曲でも色褪せます。
メインテーマ以外の曲が弱くって、印象に残らなかっただけなのかもしれませんが、とにかくメインテーマが使われすぎな感じでした。

話題の佐々木蔵之介と玉木宏とのラブシーンも、前述のとおりで。
倒れ込むまでは、結構二人で腹の黒い野心にまみれたやらしい話をしながら、思わせぶりな空気を醸し出しているのに、あっさり…っていうバランスが、なんとも言えなかったです。
別に見たかったわけではないけれど、なんかいきなり純愛映画みたいに展開されても、こっちも困ります。

水野以外のキャストはそれぞれ合っていました。
が、驚いたのは阿部サダヲ。
え~杉下かなぁ、と思っていたのですが、ちゃんとハマっていました。
杉下の淡々として落ち着いた所とか、どこか暗いアンニュイな所とか。
ちゃんと杉下で、びっくりしました。
いや~良かったです、阿部サダヲ。
柴咲コウの吉宗も恰好よかったです。
意味もなく白馬で駆けてくる場面は、やっぱり「暴れん坊将軍」だからか!と思ったのは考えすぎ?
あれで海岸ならばパーフェクトなんですが。

惜しいのはやっぱり二宮君扮する水野かな。
彼は上手く演じていたとは思うのですが、やっぱりあの体型が…
そればっかりは、二宮君にはどうしようもない問題ですからね。
思いきって、その少年っぽさが生きるような設定に変えても良かったんじゃないかな、なんて思いました。
ほぼ原作そのままな水野は、二宮君には無理があったように思いました。











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