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「借りぐらしのアリエッティ」を見ました。

やっと見れました、「借りぐらしのアリエッティ」。
公開してからかなり経っているからか、平日だからか、結構すいていました。

宮崎監督以外の監督によるジブリ映画の「アリエッティ」。
宮崎監督の映画が、書き下ろし大作の単行本なら、「アリエッティ」は読み切りの少女マンガという感じでした。
スペクタクル大作を期待していくと肩透かしを食らいます。
まぁ、もうかなり賛否両論な感じのレビューも出尽くしてる頃なんで、そんなの今更なお話ではありますけれどね。

それでも「アリエッティ」に興味があって、見たいなぁと思う人には、映画館で見ることをお勧めします。
音響の良い映画館で。
アリエッティの登場シーンで、彼女の目から見た世界が描かれるんですが、その時にアリエッティに聞こえている音も聞こえてきます。
その音に対する驚きは、やっぱり映画館の音響でないと味わえないんじゃないかと思います。
いや、ホームシアター持ってる人のことは分かりませんが…
それでも、やっぱり映画館の空間の持つ広さは馬鹿にしたものではないのではないかと思います。
そして、振り返ってみるとこの「音」でこの映画の世界に入れるか、入れないかが決まるような気がします。

お話は、心臓に疾患のある少年・翔と、翔の大叔母さんの家の床下に住む小人の少女・アリエッティとが、出会ってから別れるまでのほんの数日の物語。
日常からほんのすこしはみ出しただけの物語です。

以下、ネタバレ有りです。




主人公であるアリエッティと翔ですが、アリエッティは確かにジブリヒロインの系譜を感じさせる女の子ではありますけど、翔は本当に普通の少年です。
心臓が悪くて手術をしなくてはならない自分のことを悲観していて、良い子だけれども、良い子にしていなければいけない自分を自覚してもいる感じの男の子でした。
優しい子だけれども、ちょっと儚い感じ。
アリエッティも、これからって感じの女の子です。

そんな二人が出会って、すごい事が起こって、二人が力を合わせて解決へと向かうのがいつものジブリ・パターンですが、アリエッティと翔にはそんな力はなく、やっぱり二人は子供でしかないのです。
大人が決めたことを変えることは出来ないし、状況は変わりません。
翔がアリエッティたちの事を思ってした事は、好意からだったけれども浅はかで、裏目に出てしまいます。
アリエッティも、「借り」デビューから失敗してしまいます。
でも、二人が出会って何も変わらない訳でもない。
そんな微かだけれど、二人にとっては大事な力を手に入れる。
翔は手術に対して悲観的になっていて、自分で世界を閉じています。
アリエッティは、両親以外の仲間を知らない。
両親が死んでしまったら独りになってしまう、閉じた世界で暮らしています。
いずれ「外の世界」に踏み出さなきゃいけない二人にとっては、この出会いは大切なものだったのですね。

アリエッティ達は床下に隠れ住んでいて、必要なものだけ人間から分からない様に「借りて」暮らしていて、人間に姿を見られてはならない、という掟があります。
それを軸にお話は展開していくのですが、この危機がちょっと緩いのが、この「アリエッティ」のストーリーがちょっとピリッとしない原因ではないかと思います。
まず、翔をはじめ大叔母さんも、アリエッティたち・小人の存在に否定的じゃなくて、むしろ「会いたい」「姿を見せてほしい」と好意的なので、姿を見られても危機感が薄いんですよね。
とりあえす、アリエッティ達をつかまえようとする人=敵役として「お手伝いのハルさん」が登場するのですが、ちょっと行動が唐突で、ハルさんがアリエッティ達に対して抱いてる思いが伝わってこない。
小人に会ってみたいという思いがアリエッティ達に迷惑な方向に行っちゃってるだけなのか、疎ましく思っていて排除したいのか。
でも、悪意を持って…というにはハルさんが無邪気なんですよね。
そのあたりの曖昧さが、物語的に盛り上がりに欠ける所なんではないでしょうか。

でも、キャスティングはここ近年のジブリ映画ではピカ一でした。
声が流れて来てガックリっていう展開は今回全くなかったです。
その点は本当に良かった。


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テーマ : 借りぐらしのアリエッティ
ジャンル : 映画

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