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「とりかえ風花伝・完結編」上・下

買いました。もちろん、上・下巻一気買いです。
…持って帰るの、重かった。

しつこい様ですが「とりかえ風花伝」の続きです。

まとめて一気に読むと、また違った感じがしますね。
なんというか、こんなに一気に情勢が動いていたのか、と。
完結編に入ってからは、なんだか織田信貞兄さんが主役の様な…
風花や白鬼丸の事情なんかは、花ゆめコミックスの(連載時の)「とりかえ風花伝」でもう語られているので仕方がないこととはいえ、信貞サマ目立ってます。
帯も信貞サマ押しでしたからね。(なんせ織田信長の祖父だしね。)
まぁ、なんといっても恰好いいし、頼れるし、本当に美味しい所を持っていくし、仕方がないか。

織田信安に謀られ、守護代暗殺という罪を背負うことになった風花。
この事件をきっかけに、尾張の国は、お互いに睨み合っていた大和守家、伊勢守家の二つの織田家の全面戦争へ突入することになる。
そんな大きな流れの中、風花と白鬼丸の二人は共に手を取って生きていける未来へたどり着けるのか?

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iconとりかえ風花伝 完結篇(上)
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最近は、カラーもデジタルになっているそうですね。
…手塗りの時の淡い風合いの方が好きなんですけれど。

下巻には、描き下ろしの短編が二つ収録されています。
その内の一本は、本編ラストの後日談になっていますので、同人誌版の最終巻で「信貞サマ早死にって!?」と思ってもやっとした人は、頑張ってる「信貞サマ」が見れます。
辛い方向に頑張ってるんですけどね。仕方がないことですが…

さて、以下ネタバレ有りです。

こうして読むと信貞と乾山の織田家(風花の両親)とのお話である「船田合戦」がじっくり描かれていたり、「同人誌」という形を取って出されたお陰とも言えるのではないか、と思われますね。
雑誌連載では、ここまで許されなかったんじゃないでしょうか?
なんせ、白鬼丸も風花もほとんど出てこない。
でも、どうせ信貞サマは人気キャラだろうから、無問題かしら。

結局、リアリストのふりして一番ロマンチストだった信貞兄さま。
彼にたくさんの大事なものを与えてくれたのが風花の両親であるなら、奪っていったのもまた風花の両親で。
彼がひたすら求めていたのは、乾山での日々だったんでしょう。
本当は、信貞は何も失くしてはいなかったんだけれどもね。
そのものではなくても、きっと傍にあったんじゃないかと思います。
それが悲しいですね。
風花のためなら他の何を犠牲にしてもいい、と割り切ろうとした時の白鬼丸の顔つきが信貞に似ていた、というのも…
下巻にある信貞の手元を左右から風花と白鬼丸が覗き込むイラストが、同人誌版最終巻の表紙だったのですが、これが信貞の叶えられなかったささやかな幸せだったのかも。
風花にこだわっていたのは、風樹との「守る」という約束のせいだったと思うので。

本当に、柳原作品は心底悪い人がいなくて、強いだけの人もいなくて、弱いだけの人もいなくて、弱さと強さが表裏一体だったりすることが多いです。
現代ものだと、ちょっとファンタジー感が漂ったり、地味だったりしてしまうんですが、こういうドラマチックな物語だと、その特色が良く生きてくるんですよね。

「とりかえ風花伝」をラストまで読めて本当によかった。

私は「コントラクト・キラー」の続きも秘かに待ってるんですが…(コミックス化していない読切りがあったはずなんですよね)
棚の上で石化しているネタのひとつになってるんでしょうね、きっと……



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