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「ブーリン家の姉妹」を見ました。

去年ハワイでCMを見てから、ずっと見たい見たいと思っていた「ブーリン家の姉妹」をやっと借りました。
劇場公開時は、会社終わりの時間と上映時間が合わなくて、泣く泣く見るのを諦めたんですが、ようやっと見れました。

ヘンリー8世の時代。
王妃キャサリンとの間に世継ぎのいない王に、なんとか一族の娘を売り込もうとするトーマス・ハワードによって白羽の矢が立てられたのが、ブーリン家の娘たち。
才気があり、勝気で機転がきく姉のアンを売り込みたい周囲の思惑をよそに、王が気に入ったのは、優しい気性で平凡な生活を望むな妹のメアリーだった。
王に寵愛されるようになったメアリーに対して、アンはイギリス宮廷からフランスの宮廷へ出されてしまう。

ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの競演で、エリザベス1世を生んだ姉・アン・ブーリンをナタリー・ポートマンが、その妹のメアリー・ブーリンをスカーレット・ヨハンソンが演じています。
なんとなく、イメージからして逆っぽいイメージだったんですが、さすが女優、でした。
普通に立ってるだけでなんとなく色っぽいスカーレットに対して、スリムなナタリーなので、自然に王の気を惹けてしまったメアリーに対して、あれやこれやと策を弄して王の気を惹こうとするアン、という構図にはもってこいな配役でした。

世継の王子が欲しくて再婚を繰り返すヘンリー8世なんですが、フラフラ浮気した時にだけ男の子が生まれるようで…
本当に「この王様何してんの?」って感じでした。

ちょっと前までTSUTAYAの店頭に「最高彼氏」とかいう特集棚がありまして、「花より男子」とかならんでいたんですが、そこにこの「ブーリン家の姉妹」もありました。
…ダレガ「最高彼氏」ナンデスカ?
まぁ、棚に並んでるどの彼氏よりも「最高」に権力は持ってますけどね。
そりゃぁ、道明寺財閥がいくらお金持ちでも王様には権力では敵いませんよ。(あれ?もしかして「最高彼氏」ってヘンリーではないのかな?なぁんて。)
上昇志向の強いアンが、その勝気さゆえに陥っていく悲劇と、それに対比される、凡庸で無欲だけれども、その無欲さゆえに道を見誤らないメアリーの物語。
原題は「もう一人のブーリン家の娘」なんだそうです。

メアリーの妊娠中にヘンリーの気持ちが他の娘に向かないようにと、アンはフランス宮廷から呼び寄せられるのですが、フランスで会得した話術で一躍イギリス宮廷のアイドルになります。
もう完全にリベンジですよね。
そうやってガツガツしているアンなんですが、その自信たっぷりの姿勢と裏腹にものすごく危うさを感じさせる、そんな彼女をスリムなナタリー・ポートマンが演じているので、余計に危うさが強調されていたように思います。
アンはあまりにも完全勝利を目指しすぎたのかなぁ、とも思いますが、せっかく男の子を産んでも妾腹では世継ぎにはしてもらえない現実もあったみたいなので、彼女の行動も仕方がなかったのかもしれません。
…なら、なんのためにヘンリーは宮廷にいる女性に手を付けまくっているのかっていのが、さっぱり分からないんですが。
王妃を無理から変えるよりも、健康で利口そうな子供を王妃の養子にするなりして、王位を継がせた方が効率的なんではないか?と思ってしまいます。

結婚もして、夢見ていた平凡な田舎暮らしをしていたメアリーなんですが、ヘンリーに気に入られてしまったがゆえに、周りの説得もあって泣く泣く愛人になるわけなんです。
けれども、アンが割って入るまではヘンリーともそれなりに幸せなようでした。
ヘンリーがメアリーに求めていたのは「癒し」だったようで、メアリーの性格的にも自分の立場に意味を感じられたんでしょうね。
ただ、アンが帰ってきてからは、本当に可哀想でした。
実の姉には裏切られるし(アンはメアリーの「正しさ」故に裏切られてフランスに追放されたと、メアリーを恨んでるんですが)、せっかく男の子を産んでもヘンリーは無視するし。
けれども、ヘンリーがアンを王妃にしようと動いたのは、その前に寵愛した妹のメアリーが健康な男の子を産んだ実績も買われたんじゃないかとも思います。
なら、姉であるアンも男の子を産むだろう、と。

産まれたのが、王女のエリザベスであった所から、アンは追い詰められ、どんどん死刑へと進んでいってしまいます。
弟が近親相姦の罪を一緒に掛けられた背景にも、ブーリン家が野心のために結婚させた弟の妻が絡んでいて、野心によって身を滅ぼしていく、という構図が描かれています。
それによって、野心に囚われないメアリーの存在が対比されて浮かび上がるんでしょうね。

劇中で、「なぜ、そこまでされても一族に従うのか?」とメアリーが問われ、「家族だから。」と答えるんですが、その言葉がメアリーの正しさからきているのか、諦めからきているのか、とても印象に残りました。
色んな思惑が渦巻く宮廷では、彼女が確かだと感じられるものは血の繋がった家族だけだったのかも。

最後の場面で、メアリーの子供と田舎の草原で遊ぶエリザベスが出てきますが、ケイト・ブランシェットの「エリザベス」でのエリザベス登場シーンが思い出されました。








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