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「おくりびと」を見ました。

ミーハーにも、アカデミー賞外国語映画賞を取った「おくりびと」を見に行きました。
ネットで調べたら、案外梅田ピカデリーのネット予約画面で空きがあったので、せっかくの機会なので見に行きました。
…ブルク7には意外とネット予約がないのですが、梅田ピカデリーにはあったんですね。
古くからある映画館だからネット予約があることが知られてないんじゃ…っていう位、ネット上は席が空いておりました。
劇場に足を運んでみてびっくり。すごい行列でした。
ネット予約が知られてない(と勝手に決めつけ)おかげで、見ることが出来た訳なんですが。

劇場公開時(今回は、凱旋公開とのこと)には、評判は良さそうなのに大々的に公開されていなかったような印象があります。
とりあえず、一言で言うと良い映画でした。

アカデミー賞なんて物を取るにしては、地味な映画ではあると思うんですよ。
でも、見ていて笑えて、泣けて、「死」を描いているけれど重くならず、軽い訳でもない、本当に良い映画でした。

身近な人で亡くなった人がいる人と、いない人ではまた感じ方が違うんだろうなぁ、と思いました。
若さでは量れないけれど、でも年を取ってる方がいろいろ響くのかも知れません。
まず、初っ端から笑いが来るとは思いませんでした。
テーマがテーマですので、ちょっと身構えて映画を見始めた感じもあったので、そこでちょっと肩の力が抜けました。

葬式を挙げられる側は、死んでしまった後なのでどうこう出来ないのだけれど、間違いなく焼かれて灰になるまでが人生なのだなぁ、と。
祖母の葬式では、葬式は生きている側のための儀式だなと感じたのですが、この映画を見て、死んだ側の人生の締めくくりであることにも違いないと、感じました。
特別な劇的なドラマが隠されていたり、いなかったり。
でも、そんなドラマがなくともその人が生きていた、ということが一つのドラマであったりする訳です。

そして、それに対して、生きている人たちもいる。
現在進行形でドラマをつむいでいる人たち。
「生きている」という表現に、「食べる」という行為が象徴的に使われていましたけれど、それ以外でも、色々なふとした風景に「生」は溢れているんですね。

そいういう対比が押し付けがましくなく、ひたすら淡々と描かれていました。

この映画が賞を取った理由が分かるような気がします。
「死ぬ」ということ。死んだ人を送らねばならないこと。
それは、世界のどこに生きていても、どんな神様を信仰していても、存在することなんです。
戦争などで、どうしようもなくて死者を積み上げて燃やさなければならないこともあるだろうし、花で一杯に飾った盛大な葬儀で送ることもある訳です。
けれども、亡くなった大事な人を送る側の人が抱く気持ちというものは、あまり人種や宗教で変わるものはないでしょう。
あまり、宗教を限定して描いていないのも功を奏したんでしょうね。
仏教中心っぽくはありましたが、途中で教会での葬儀の場面も出てきたりしていました。
宗教色を薄めたことで、元になった「納棺夫日記」の作者は原作とクレジットしないでくれ、と言ったそうですけれど、それで逆にお話に普遍性が出たのではないかと思いました。

良い映画でした。

監督の次の作品が「釣りキチ三平」なのも、イカシテますよね。




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