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「王妃の紋章」を見ました。

チャン・イーモウ監督が久しぶりにコン・リーと組んだ「王妃の紋章」を見に行きました。

予告でタイトルを見たときに爆笑しかけたのは、この映画に全く関係がない理由からです。
否応なく、「王家の紋章」を思い出さされてしまって…
好き嫌い関係なく、心に大きなインパクトを残してくれたマンガですね…そして、いまだに完結してないマンガなのが恐ろしい。短期でもちょこちょこ連載してるみたいですしね。
昔出たイメージアルバム(多分レコード?)のキャストが神谷明・塩沢兼人・山本百合子なので、その歴史の古さが分かろうと言うものですよ。(そしてその時点でもすでに10巻以上は出ていたよ)

メ~ンフィ~スっていうマンガの話はともかく、予告からしてキンキラキンだったこの映画。
キンキラキンでギンギラギンでした。
いや~、何なら何まで金・金・金。(注:カネに非ず)
絢爛豪華な王宮は本当に見応えがありました。

王は王妃に薬と偽って、毎日毒を盛っている。
王妃はそれに気付かないフリでそれを飲み下す。
王太子は侍医の娘と恋をしており、王妃との不義の関係を清算したがっていた。
王は第2王子に「与える物以上の物を望むな」と釘を刺す。
そして迫る菊の節句、重陽の節句。
重陽の節句に向けてひたすら王妃は菊の花の刺繍を刺す。
王妃は何をその菊の花に籠め、毒で震える手で刺繍を刺すのだろうか?

王妃役にコン・リー、王様役にチョウ・ユンファ

王族の愛憎劇。と、まとめると簡単なんですが、一言で「愛」と「憎」に区切れない複雑なドラマでした。
「英雄」で色にこだわって演出していたチャン・イーモウ監督ですが、今回は「音」も意識しているのかな?と思わせるような演出がありました。
剣と剣がぶつかる音、甲冑に剣がかする音、軍の足音。やたらに細かく音を入れていた様な…
でも、映画館で見ないとこの辺の演出は分からないのではないかな~と思います。
もちろん色と言えば、黄金はすごかったですけどね。
単に金にしたら良いじゃんっていう王宮でもなく、ガラスは色んな色にグラデーションしていたりして金を浮かせることなく引き立てていたり、美しい王宮でした。
そういった意味では、映画館で見る価値はあるのではないでしょうか。多分、あの音の迫力と色の華麗さは映画館でしか味わえないでしょうから。

ストーリーはというと、この映画の主役である王と王妃はセリフなんかで心情をあまり語らない風になっているので、行動に対する心情がはっきりとは伝わってこないのです。
コロコロとオセロのように場面場面で見せる顔がひっくり返るので、果たして本当に王妃は不義の関係だった王太子を愛しているのか、復讐の道具に使おうとしているのか判然としないし、はたして王が何を考えていたのか、汲み取れない…
あまり登場人物に感情移入してのめり込んで見るタイプの映画ではありませんでした。
序盤の、メロドラマ的な王妃と王太子のやり取りとか、王宮のシーンではちょっと寝そうになってしまいました。
けれども侍医の妻が王妃の薬に混ぜられている毒を解析してからは、それまでの昼メロな匂いのしていた空気はどこへ?という位、様々な謎が浮かび上がってくるのです。
刺繍にもなってる「菊の花」。
これに関する有名な故事が中国にあるみたいですね。
それを知っていると、結構王妃の企みとか心情とかが分かっちゃうみたいです。

もちろんワイヤーアクションは健在なんですが、本当にどうやって吊っているのか分かりません。
特に王の子飼いの暗殺部隊のアクションは、凶悪で華麗でした。
序盤なんですが、王と辺境から帰還してきた第2王子との手合わせのシーンは長くてちょっと退屈でしたね。
でも「HERO」の時のようなこれみよがしなワイヤーアクションはあまりなくなっていました。
このシーン、剣と剣がぶつかったり切っ先が鎧をかすめたりしたら、なんと火花が散っていました。
細かい!っていうか、これがしたかったんでしょうね。

ネタバレなので詳しく書けませんが、ある場面の中国らしい人海戦術によるすごいスケールのお掃除シーン。
北京五輪前のこのタイミングでの公開で、あの見事なお掃除シーンって、一種なにかの皮肉なんでしょうか?なんて勘ぐってしまいました。
いや~、絶望的にキレイになってましたね。

実父と実母の板挟みになった第2王子は、超有名な台湾の歌手というか音楽家だったようです。
あの第2王子は可哀想でした。
第3王子もある意味可哀想でしたけど、第2王子が…なんか唯一常識人なのねって感じで。

まぁ、見るなら映画館という映画かもしれません。
絢爛豪華な王宮とか、キンキラキンとかギンギラギンとか、人海戦術とか、重低音とか、あのスケールは映画館でしか味わえないんじゃないかと思います。
あまり登場人物に感情移入は出来ない映画なので、レンタルで見るとイマイチな映画になってしまうかも…

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