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グッバイ・レーニン!を見ました。

統一前後の東ドイツのある一家のお話を描いた映画。
ドイツの映画ですが、名前なんかは「ロング・エンゲージメント」よりも分かりやすかったので、混乱はしなくて良かったですよ。
主人公のアレックスを演じたダニエル・ブリュールはまた主演映画が日本で公開されるようで、人気があるのかな。

アレックスは母、姉と暮らす東ドイツの青年。彼の父親は西ドイツへ亡命してしまい、音信不通。それ以来母、クリスチアーネは熱心な東ドイツ政府支持者となってしまい、教師をしながら日々政府に意見書を出して暮らしていた。
東ドイツ建国40周年式典が華々しく行われるその裏で、青年達による民主化デモが行われていた。特に主張があるわけではなかったが、アレックスも職場の付き合いでこれに参加していた。警察とデモ隊がぶつかる中、アレックスも逮捕されてしまうのだが、その瞬間を建国式典へと向かうクリスチアーネは目撃してしまい、心臓発作を起こして倒れてしまう。
意識不明で眠り続けたクリスチアーネが奇跡的に目覚めた時、もう東ドイツという国は存在しなかった。もう一度発作を起こすと命取りになる母にショックを与えないように、アレックスは東ドイツがまだ存在するかのようにウソをつくのであった。
クリスチアーネが眠っていたのは8ヶ月間。
たった8ヶ月の間にベルリンの壁が崩壊して、ドイツが統一されて東は西の資本主義経済に一気に飲み込まれてしまっていた、というのが驚きでした。
なんだか都会の大学に行った友達に夏休みに会いに行ったら、めっちゃケバくなっててびっくりした、みたいな。大学デビューかよ!みたいなことが国家でも起こってしまうのか…
人間やっぱり便利で楽しいことには弱いんですね。

 そんな風に世の中は東ドイツは急速に西化していってしまうので、クリスチアーネの周りを東ドイツのままに保つというのは結構大変なのです。最初はきっと、自分が安易にデモに参加したのが心臓発作の直接の原因だからという罪悪感もあって、アレックスは頑張っていたのだと思うんだけど、だんだんそれだけではないようなそんな感じがしてくるのがこの映画の面白い所。
 父親の亡命についてクリスチアーネがついていた嘘や、母親が見たがったためにアレックスが作ったニュース番組から透けて見える彼の想い、熱心な東ドイツ信奉者だった母の本当の願いとか、映画が進むにつれていろいろな物が見えてくるのです。
 時代の激しい変化の中で消えて行ってしまった「東ドイツ」という国に対するいろいろな想いが見えてくる映画でした。
 この映画でなくなってしまったのは国だったのだけれども、世界の中では国も含めていろいろな沢山のものがこのように失われていってるんでしょう。なんとなくそれが感じられるから、この映画は胸を打つのかもしれないですね。
 ま、無くしてしまったものは美しく、良い物であったもののように思えてしまうものだけれど…



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