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アマロ神父の罪を見ました。

カルロス・カエラ監督、ガエル・ガルシア・ベルナル主演の「アマロ神父の罪」を見ました。
19世紀後半にポルトガルで書かれた小説が原作で、この映画では舞台を現代のスペインに置き換えて描かれています。
宗教的な禁止事項などはあまり変わっていないということで、監督は「舞台を現代に変えるのに苦労はなかった。」とコメンタリーで言っていました。こういう宗教がらみのお話は理解が及ばなかったりする部分があるのですが、アマロ神父自身にまつわるストーリーは、そういう知識があまりなくても理解できるのではないでしょうか。

司祭からも期待されている若きエリートのアマロ神父はあるスペインの田舎町に赴任してきます。前途洋々の彼なのですが、現場である町の教会で神父と麻薬密売組織との金銭的癒着、市長との政治的癒着など様々な問題と直面していきます。そんな中彼は熱心な信者の少女アメリアと出会い、その恋に溺れていくのでした。

といったお話です。
っていうかきっとパッケージにはこんなことが書かれているはずです。
でもタイトルは「アマロ神父の罪」です。
恋でも愛でもなく罪です。ロマンチックな恋愛物の好きな人はちょっと要注意ですよ。
なんか宣伝文句は恋愛がらみのほうが良し、みたいな風潮がありますよね。ウケがいいからでしょうけど。
いや、恋愛はちゃんと出てくるんですよ。





とりあえず、見終わった瞬間の正直な感想は
アマロ!てめぇっ!!!でした。
「神父と信者の恋」なんていうと、さぞや彼は悩み苦しみ、もがいた果てに罪に踏み込んでしまうのか…なんて思ったんですが、「神父に妻帯を許してはどうか」なんて議論がなされるくらい愛人をもつ神父は多いらしいのです。戒めを破るわけですから、それなりに苦しみはするのでしょうが。
さて、主人公のアマロ神父。
ヒロインのアメリアは可愛いし色気もあるし、結構積極的だし、「悩み苦しむ(注:まだ恋愛問題での悩みではないですよ)あなたが心配なの」なんて潤んだ目で見つめられたら、そら、ぐらついてうっかりキスもしちゃうでしょう。コメンタリーでガエル君も「これは行っちゃうでしょ、男なら。」と言っておりました。
彼の問題はその後ですね。
将来を約束されたエリートサラリーマンが、うっかり同じ部所のOLと関係を持ってしまったけれども、どうしよう。
「僕には専務のお嬢さんとの縁談が…」「え、私のことは何なの?」的な追い詰められ方をするんですよ。
町の人は皆信者ですから、誰にも相談できない。
関係をやめなきゃいけないのに、そんな話をしてるくせに、なんでそのすぐ後に押し倒してんだよ、あんた!!
っていう感じで、とっても身近などこにでもいるような若者なんですよ。要するに。
そして最悪の罪に踏み込んでいくんですけどね。

彼の恋愛話(なのかよ、恋愛話なんだろうな、おいって言いたくなるけど)も含めて、その他カトリック教会、神父を取り巻く問題が色々描かれていてそちらも興味深かったです。
金絡み、政治絡みの癒着、教会に不利な記事を書くマスコミに圧力をかけたり、非常に生臭い事件がいっぱいです。
でも完全に自分の営利の為、という人物は出てきません。(司祭は知らないけど)
病院建設の為だったり、農民達の生活の向上の為だったり、目的は正しいことであったりするのです。完全な悪人も完全な善人もない、両方の面を持った一人の人間として描かれていました。
その辺もこの映画が興味深かった所でしょうか。(ちょっと面白い、と言って良い感じがしないので)

アマロ神父役のガエル君はとってもハンサムでした。スペインでアイドル的人気を誇っているのもうなずけます。
アメリア役のアナ・クラウディア・タランコンはとっても可憐で美人です。ちょっと「ロズウェル」のヒロインに似てるかな。でもインタビュー映像のばっちりメイクの顔よりも、映画の中のナチュラルメイクの顔の方が自然で美人に見えたんだけど、普段はばっちりメイクの方なんだろうな。
特典で監督とガエル君のコメンタリーが付いてたんですが、監督が結構主人公のアマロ君に厳しかったのが印象的でした。
「彼はずる賢いからね。」とか身もふたもないことを言っていました。

素朴な田舎町での宗教というものの影響力のすごさを見せ付けられた映画でした。
今の日本じゃここまでの影響力は見れませんからね。



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「カルロス」でブログ検索してみました。

「 カルロス 」の検索結果で、「ひぐらし日記 .. 」さんを紹介させていただきました。つながり系サイトです。

アマロ神父の罪

2002年 メキシコ 出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、アナ・クラウディア・タランコン、サンチョ・グラシア、アンヘリカ・アランゴンあらすじ:若くハンサムなアマロ神父が、メキシコの小さな街ロス・レジェスの教会に見習いとして派遣されて来る。将来を

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