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「王の男」を見ました。

前々から見に行こう、と友達と約束していた「王の男」を見に行きました。まぁ、見たのは去年なんですが…
百万人が誤解するであろうこのタイトル。
見た後では、私はそんなにそんな方向に誤解はしなかったんですが、世間一般的にはやっぱりそういう方面の映画になってしまうんですかね?
まぁ、妄想するも良しですかね。
お話もしっかりしていて、登場人物も深みがあるいい映画でした。

「宮廷女官チャングムの誓い」のチャングムの子供時代のあたりの韓国のお話です。
韓国史上最悪の暴君、燕山君の時代。
この王様のお母さんの処刑(毒殺)に係わったのがチャングムのお父さんで、そのためにお父さんは身を隠していたんですね。そして見つかって、捕らわれてしまったんですね。

そんな時代。純粋に芸で身を立てたいと願って都・漢陽へ出てきたチャンセンと美しい女形のコンギル。
都で披露した芸が思わず受けた二人は、さらに大金を稼ぐ為に、悪評が耐えない王と妾妃を題材にした芸を披露することにする。
その評判を聞きつけた役人が、ある日二人とその仲間の一座を捕らえにやってくる。
「王だって、自分達の芸で笑わせてみせる」と豪語したチャンセンは、王の前で芸を披露して、王を笑わせる事ができなければ斬首という賭けに乗ることになってしまう。
そうしてチャンセンたち一座は、重臣の居並ぶ宮殿で命懸けで芸を披露することになったのだった。
この映画はお話としては悲劇なんですが、見た後は不思議にちょっと爽やかな気分にさせられました。

チャンセンとコンギルの披露している芸なんですが、綱渡りをしながらの曲芸を芝居仕立てで見せていくという物なのですが、基本的に下ネタなのです。特に王と妾妃の元妓生(芸妓)ノスクを題材にした芸というのは曲芸無しの下ネタコントでした。
これで宮殿で笑いが取れるはずもなく…っていうのは国や文化が変わっても同じでしたね。笑えう芸であっても、重臣たちは笑うわけにはいかない訳なのだし。
ギリギリ所で、コンギルの起死回生のアドリブで王の笑いを取るんですが、結構「え?」って言うようなネタだったりしました。

女と見まごう美しい女形、ということでコンギル役のイ・ジュンギの事ばかり話題になっていますが、チャンセン役のカム・ウソンが素晴らしかったと思います。
映画が始まった頃は功名心も欲もある、ただの一介の芸人であったチャンセンが、ラストには王に真っ向から反抗して、暴力の恐怖や強制では心までは支配できない、ということを身をもって芸人として示すほどにもなる、という所に感動しました。
最後までコンギルのいい兄貴分であることも貫こうとするし、人間としての大きさを印象付けられました。

さて、一方のコンギルなんですが、ちょっと映画半ば辺りの彼の心情が分かりにくいのです。
王の残虐性に恐れを抱いているはずなのに、側を離れようとしない。
多分、チャンセンに守られているだけだった自分が他人(王)の支えになっている、そういう思いからとやっぱり同情もあって見捨てられなかったのか。そのあたり、ちょっと分かりにくかったです。
美しいコンギルなんですが、途中から微妙に及川ミッチーに見えてきてしまって…いやでも、キレイでしたよ。「ホテル・ヴィーナス」見た時はこれから売れそうなのかなぁ、っていうただの格好良いめの男の子だったんですけどね。

暴君燕山君。子供の頃に母親を毒殺され、名君である父親と常に比べられ、孤独な人生を送ってきたという人物として描かれていました。
コンギルたちの下品な芸に大ウケしたり、他愛もない指人形や影絵に大喜びしたり、幸せではない人なのだなぁ、という印象を受けました。
でもやっぱり暴君なんですよね。
賄賂を受け取ったと重臣を裁いても、その裏になるのは国の統治に関する理念ではなく、個人的な恨みだったり、感情だったりするのです。
気の毒な人ではあるけれど、倒されて当然な人、という感じでした。
多分燕山君の評価というのは、韓国では今でも変わらないのでしょうね。
「チャングムの誓い」を見ていた友達と、燕山君の衣装が豪華だったねぇ、と変な関心をしていました。
TVと映画を比べるなって感じではあるんですが、王の被る冠が豪華でしたね。本当に細かい刺繍がしてあって…

興行的にはイマイチだった「王の男」ですが、しっかりしたいい映画でした。

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テーマ : 韓国映画
ジャンル : 映画

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