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「ブラック・ダリア」を見ました。

アメリカで起きた猟奇殺人事件「ブラック・ダリア事件」を元にした映画、ということで友達と見に行きました。

う~ん。何と言っていいのか…
「ブラック・ダリア事件」自体は未解決事件ということなので、その辺の解決がすっきりするとは思っていなかったのですが、なんか観た後にうすぼんやりと疲れが残るような感じのある映画でした。
1940年代のアメリカの、華やかな勢いのある力強さとその陰に見え隠れする陰鬱さ、そういう雰囲気は映画全体から出てきました。
その鬱な空気にもやられてしまったのかもしれません。

ブライアン・デパルマ監督の作品で、主人公のバッキーを演じるのは「パールハーバー」のジョシュ・ハートネット。他にスカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンクが出演しています。

バッキー・ブライカートは元ボクサーの刑事。彼を特別捜査課に引き上げてくれた、同じく元ボクサーのリー・ブランチャードとコンビを組んで毎日凶悪犯罪の捜査に当たっていた。
ある日2人は別件での捜査中に、若い女性が腰から二つに切断されて発見されるという猟奇殺人事件にぶつかるのだった。
「ブラック・ダリア事件」と呼ばれるようになったこの事件に、抱えていた他の事件を放り出して捜査をする程のめり込む様になるリー。
そんな彼に付いて行けないものを感じつつ、協力するバッキーだったがリーとの溝は深まるばかりだった。
それぞれの登場人物がそれぞれ過去を抱えていて、「ブラック・ダリア」事件を追って行く内に、事件に関わる関わらないに関係なくそれが明らかになっていく、というお話でした。
けれども、本当に集中して見ていないと、暗い面をもった登場人物が本当に多いので混乱しそうでした。

「ブラック・ダリア事件」は未解決事件なので、そこはすっきり解決とはいかないのだろう、とは思っていたのですが、独自の解釈を付けるという形になっていました。
それはいいのですが、その解決の仕方がまるで30分で事件を解決する回の「名探偵コナン」のようで、いきなり、ドドドドドっとそれまでの映画の進み方と比べると「えぇっ?」というスピードで解決されてしまいました。
「ブラック・ダリア事件」の真相を描くというよりも、事件のもつ得体の知れない暗さに通じる、登場人物たちの隠し持つ得体の知れない暗さを描く映画であったので、だれの心情にもあまり共感することなく終わってしまい、疲れてしまいました。
唯一理解できそうな主人公のバッキーも、ラストの事件解決の件がそれまでに比べて駆け足だったので、急に彼の心情が分からなくなってそのまま終わってしまった感じがしました。

丁寧に描かれていたのは、バッキーとリー、そしてリーの恋人のケイの3人の関係と心情であったように思います。
リーに刑事に引き上げてもらったバッキーは、綺麗な家に住み裕福に暮らす彼に将来の理想みたいな物を見ていて、犯罪を憎むリーを目標のように感じていたりするわけなんですが、リーにも秘密があり、リーの美しい恋人のケイにも秘密があるんです。
夢に裏切られたようなバッキーの心情までは丁寧に描かれてるんですけどね。その後がね。私にはちょっと付いて行けませんでした。
でも、ちょっと感じたのは、リーもケイもお互いの暗い過去に関わっていて、それを隠して暮らしてきているのですが、もうお互いから離れたかったのかもしれない、ということでした。
お互いの存在が、重かったのかもしれません。相手が自分の暗い過去に繋がってるんですから。
そして見つけたのがバッキーだったのかもしれないな、と。
でも、やっぱり暗いものを抱えることにならないとバッキーも彼らの家の住人にはなれなかったのかも知れません。

殺された「ブラック・ダリア」ことエリザベス・ショートの印象も、はっきりしないものでした。
きっと女優を夢見た浅はかな少女だったのでしょうけど、男女問わず相手にする娼婦同然の暮らしをしていたという証言と、オーディションフィルムの中で「映画に出たい」と全身で訴える、キラキラした瞳の彼女とがどうしても重なりませんでした。
そこに、さまざまな人を惹きつける「ブラック・ダリア事件」の魔力があるのでしょうか。

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