「とりかえ風花伝」
さてさて、「銀のトゲ」の所で書きましたが、打ち切りに泣いた好きだったマンガ第1弾…ということで。
とりかえ風花伝 1
尾張の国、乾山の姫である風花は、隣国攻められて劣勢の父と国を助けようと、味方に付ければ必ず戦に勝利を呼び込むという鬼の白鬼丸(びゃっきまる)を探しに、山へと馬を走らせる。
ところが、ひょんなことから白鬼丸と風花は一緒に崖から落ちてしまい、気が付くと二人の姿は入れ替わってしまっていたのだった。
とりかえ風花伝 1
尾張の国、乾山の姫である風花は、隣国攻められて劣勢の父と国を助けようと、味方に付ければ必ず戦に勝利を呼び込むという鬼の白鬼丸(びゃっきまる)を探しに、山へと馬を走らせる。
ところが、ひょんなことから白鬼丸と風花は一緒に崖から落ちてしまい、気が付くと二人の姿は入れ替わってしまっていたのだった。
時代は戦国時代。
織田信長のお祖父さんが若かりしころの尾張の国のお話です。
織田というと信長ばかりが有名なので、ネットで検索してもあまりこの辺の時代のことって引っかかってきませんでした。
結構いい時代にお話を持ってきたのかなぁという感じがします。(スキがあるというか、いじりやすそう。資料集めは大変そうだけど)
なのですが、どうやら「地味」だということで打ち切りになっちゃったようです。
私にしたら「地味か?!」というくらい驚きの理由なんですが、まぁ流行の題材ではないからなのかもしれません。
堅実にお話を展開していってたからかしらね。
少女マンガなので、白鬼丸と風花が入れ替わってしまう仕掛けもそれらしいものになってまして、当然2人は恋仲になるわけなのですが、この入れ替わりの仕掛けが、少女マンガな味付けに留まらずに結構お話の深い所まで係ってくるのは、上手いなぁと思います。
主人公の風花が、殺伐とした戦国の時代にも係らずのほほんとしたほのぼの姫さんなので、それにちょっとごまかされそうですが、重めのテーマが扱われています。(ごまかされる、というより中和される、か)
現代風に言ってしまうと、白鬼丸はアルビノなんでしょう。
白い髪と赤い目を持っているので白鬼丸と呼ばれて、恐れられてもいるし、差別されてもいます。
銀のトゲの茨木童子と違って、容貌の他は至って普通の武術に長けた若者なんですけどね。
そんな彼がほのぼの姫の風花と出会って自分の世界を広げ、成長していく、というのがお話の柱の一つ。
あと、風花も色々と成長していきます。
でも彼女の場合は、殺伐としていく時代の流れの中でどれだけ彼女らしい考え方を守れるのか、という戦いがメインでしょう。
これも大きな柱の一つだと思っています。(というかお話の核かな)
「お伽話」シリーズの千沙姫とキャラクターは似ている所もあるのですが、風花は乾山という国も背負っているので、その辺りが千沙姫とは大きく違います。おのん気だけではいられないというか…風花が何とかしなければならないので。
さて色々あって、3巻は風花に謀反の疑いがかけられてしまって乾山大ピンチ、という所で終ってしまってます。
コミックス派だったのですが、終っちゃう、と言うのを聞いて雑誌も買ってはがきも出してみましたが、終ってしまいました。
これから歴史と大きく絡んでどうお話が進んでいくのか、スケールも大きく展開していきそうだったので、とても楽しみにしていたと言うのに残念でした。
行動力があるのに、風花に関してはうじうじしている白鬼丸が可愛らしいんですよ。
木の陰から見守る姉ちゃんな気分で読んでいました。
たまに木の陰から「たわけ(尾張なんで)」と背中を蹴り倒しに行きたくなる様なことも間々ありましたが…
途中で終ってるとはいえ、綺麗にまとめてありますのでオススメです。
全3巻だしね。(全が付くのよね…涙)
織田信長のお祖父さんが若かりしころの尾張の国のお話です。
織田というと信長ばかりが有名なので、ネットで検索してもあまりこの辺の時代のことって引っかかってきませんでした。
結構いい時代にお話を持ってきたのかなぁという感じがします。(スキがあるというか、いじりやすそう。資料集めは大変そうだけど)
なのですが、どうやら「地味」だということで打ち切りになっちゃったようです。
私にしたら「地味か?!」というくらい驚きの理由なんですが、まぁ流行の題材ではないからなのかもしれません。
堅実にお話を展開していってたからかしらね。
少女マンガなので、白鬼丸と風花が入れ替わってしまう仕掛けもそれらしいものになってまして、当然2人は恋仲になるわけなのですが、この入れ替わりの仕掛けが、少女マンガな味付けに留まらずに結構お話の深い所まで係ってくるのは、上手いなぁと思います。
主人公の風花が、殺伐とした戦国の時代にも係らずのほほんとしたほのぼの姫さんなので、それにちょっとごまかされそうですが、重めのテーマが扱われています。(ごまかされる、というより中和される、か)
現代風に言ってしまうと、白鬼丸はアルビノなんでしょう。
白い髪と赤い目を持っているので白鬼丸と呼ばれて、恐れられてもいるし、差別されてもいます。
銀のトゲの茨木童子と違って、容貌の他は至って普通の武術に長けた若者なんですけどね。
そんな彼がほのぼの姫の風花と出会って自分の世界を広げ、成長していく、というのがお話の柱の一つ。
あと、風花も色々と成長していきます。
でも彼女の場合は、殺伐としていく時代の流れの中でどれだけ彼女らしい考え方を守れるのか、という戦いがメインでしょう。
これも大きな柱の一つだと思っています。(というかお話の核かな)
「お伽話」シリーズの千沙姫とキャラクターは似ている所もあるのですが、風花は乾山という国も背負っているので、その辺りが千沙姫とは大きく違います。おのん気だけではいられないというか…風花が何とかしなければならないので。
さて色々あって、3巻は風花に謀反の疑いがかけられてしまって乾山大ピンチ、という所で終ってしまってます。
コミックス派だったのですが、終っちゃう、と言うのを聞いて雑誌も買ってはがきも出してみましたが、終ってしまいました。
これから歴史と大きく絡んでどうお話が進んでいくのか、スケールも大きく展開していきそうだったので、とても楽しみにしていたと言うのに残念でした。
行動力があるのに、風花に関してはうじうじしている白鬼丸が可愛らしいんですよ。
木の陰から見守る姉ちゃんな気分で読んでいました。
たまに木の陰から「たわけ(尾張なんで)」と背中を蹴り倒しに行きたくなる様なことも間々ありましたが…
途中で終ってるとはいえ、綺麗にまとめてありますのでオススメです。
全3巻だしね。(全が付くのよね…涙)
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